転職時の年収条件の書き方|「前年実績」を書かずに「今年の見込み年収」で勝負して成功した実戦術

「転職したいけれど、今の源泉徴収票ベースの年収で書類を出したら損をするのでは?」

そんな不安を抱えていませんか?
特に、私のように管理職を短期間で離れたケースや、昇給直後に転職活動を始めたケースでは、源泉徴収票に記載された「前年実績」が、現在の自分の実力を正しく反映していないことが多々あります。

結論から言いましょう。私は、履歴書・職務経歴書に「前年実績」を一切書かず、「見込み年収」だけで勝負しました。

その結果、書類通過率87.5%という驚異的な数字を出し、年収を維持したままハイクラス転職に成功したのです。
今回は、嘘ではない「戦略的な年収提示」の裏側を公開します。


1. 実績ベースでは「管理職の評価」が消えてしまうバグ

まず、当時の私の年収推移を見てください

  • 29〜30歳: 一般職(年収 約527万円)
  • 30〜31歳: 一般職・管理職補佐(年収 約648万円)
  • 31〜32歳: 管理職(11月退職・年収 約643万円)

※具体的な推移は以下の記事でご紹介しています。

お気づきでしょうか。以下の記事で書いた通り、私は管理職をわずか6ヶ月で断念しました。

そのため、前年実績(30〜31歳)をそのまま提示すると、「管理職としての基本給アップ」が反映される前の数字で評価されてしまうのです。

「この数字で市場に出るのは、エンジニアとしての価値を低く見積もられすぎる」
私はこの強烈な違和感を抱えたまま、転職活動をスタートしました。


2. 戦略的回答:前年実績は「非表示」に、提示は「見込み」のみ

エージェントと密に相談した結果、私は以下の「仕様」で書類を作成しました。

「履歴書には確定した年収を書かず、現在の月収をもとに算出した『合理的な見込み年収』を記載する」

具体的には、以下のような内訳を職務経歴書の備考欄に明記しました。

見込み年収約780万円
希望年収750万円

なぜこれが「嘘」ではないのか?

これは単なる「盛り」ではありません。

  • 算出根拠を論理的に説明できる(現在の基本給 × 12 + 標準賞与)
  • エージェントが「このケースなら妥当」と客観的に判断している
  • 入社後の給与交渉の「ベースライン」を正しく設定するため

この「見込み年収 > 希望年収」という構図を作ることで、企業側には「本来の価値より少しお得に採用できる」と感じさせつつ、自分は前職の実績に縛られない正当な評価を勝ち取ることができました。

見込み年収の算出例

実際に私が年収を整理した際のフォーマットをご紹介します。

書類作成時点は10月で、冬のボーナスは支給されていませんでした。
そのため、以下のような形で整理しています。

月収月収:xx.x万円(下記手当含む)
在宅勤務手当:x.x万円/深夜残業手当:x.x万円/通勤手当:実費支給
年間賞与見込み:xxx万円
(6月:xx万円/12月:xx万円 ※見込み)
見込年収約780万円
希望年収750万円

3. この「デバッグ」が一人では不可能な理由

正直に申し上げます。
この書き方は、一人で転職活動をしていたら絶対に思いつきませんでした。
むしろ「源泉徴収票と違うことを書いたら経歴詐称になるのでは?」と怯えていたはずです。

この戦略を完遂できたのは、以下の記事で紹介している担当エージェントB氏という「仕様検討のパートナー」がいたからです。

私自身としては、昨年度年収のままでは現在の見込み年収に想定届かないことに不安がありました。
現状の給与ベースで転職活動ができないか?をB氏に相談しました。
B氏は、私の「管理職への昇給タイミング」と「現在の技術スタック」を考慮し、

「現在の給与明細があれば現在の収入を証明できます。
源泉徴収票の金額ではなく、見込み年収で出しましょう。
企業から問い合わせが来た場合には、私が背景を説明します」

と言い切ってくれました。

この一言が、どれほど心強かったか。


4. 結論:今の年収に納得がいかないなら、即座にプロへ「デバッグ」を依頼せよ

「前年年収が今の自分を正しく表していない」と感じているなら、それはあなたの能力のバグではなく、「提示方法のバグ」です。

ただし、この戦略には「算出根拠の論理性」「エージェントの交渉力」が不可欠です。

もしあなたが、

  • 管理職を短期間で辞めてしまった
  • 昇給したばかりで実績がまだ出ていない
  • 技術力が年収に追いついていないと感じる

のであれば、まずはエンジニアのキャリア形成に精通したエージェントに、あなたの「現在の真の価値」を算定してもらうことから始めてください。

私の利用したパソナキャリアのハイクラス転職エージェントであれば、商品価値を上げるために年収の提示方法の相談に乗ってくれると思います。
さらに、技術的な価値を正しく言語化してくれるTechGO(テックゴー)のような特化型エージェントに相談をすることで、職務経歴書自体を「デバッグ」してもらうのが最短ルートかと思います。


まとめ:あなたの価値は「過去」ではなく「現在」にある

転職活動は、過去の精算ではなく、未来への投資です。
「実績」という過去のログに縛られず、現在の「パフォーマンス」で正当に評価される場所を選んでください。

勇気を持って「見込み」を提示したあの日が、私の年収1,000万への第1歩でした。

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